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初出場、悔しい結果も、大分西高の今後の糧に。(2010.10.30)

平成15年度から始動した大分西高校ラグビー部は、創部から早8年が経とうとしている。これまで7人制、10人制で戦い続けてきた西高ラガーにようやく「その日」が訪れた。

平成22年度 全国高校ラグビー大会大分県予選。

ついに西高ラグビー部が「花園」予選に出場した。

 

 

 

 

 

大分県立海洋科学高校との合同チームでの出場。規定上次に進むことはできない上に、市をまたいでの合同チームのため合同練習もなかなか組めず、厳しい戦いになることは予想されていた。

 

しかし選手たちは30分ハーフを最後まで戦いぬいた。

 

 

相手は大分県立大分上野丘高校。恵まれた体格と、基本に忠実なプレーを展開するテンポのあるラグビーに前半から押し込まれた。

途中、故障で人数が減り、最終的には12人で戦った。

 

点差は開き後半、ついに差は100点を超えた。

それでも唯一の3年、海洋科学の清水健太君がチームリーダーとして声をあげ続けた。

しかし、点差は開き続け、ついにノーサイドを迎えた。

 

結果は0-113。

 

厳しい戦いではあった。途中少ないながらも相手陣22m奥まで攻め込んだ場面はあったが、チャンスを活かし切れなかった。

 

試合を受けて西高キャプテン高橋直也君は

『キャプテンとして、チーム全体のモチベーションを試合に向けて上げられなかったことが試合前の一番大きな反省点。試合中も、やはり1本はトライしたかった。それがとても悔しい。試合内容としては、タックルが決まらず、マイボールにできなかったこと、チームにも声をかけられなかったことが反省点です』とし、今後の目標として『絶対に新人戦で10人制で九州大会にいくこと、そのために練習にしっかりと取り組み、集中を高め効率的な練習にする』と語ってくれた。

 

 

結果は大敗だった。自分たちのラグビーを見せられなかった。

しかしながら、大分西高校ラグビー部は、確かに大きな1歩を踏み出した。それと同時に、7・10人制とは違う15人制ラグビーの世界にやっと新たな1歩を踏み入れた。

 

 

清水君が最後の挨拶で残した「この試合の点差や僕の姿から、何かを感じ、次に向かってほしい。ラグビーは楽しいぞ」の言葉が印象的だった。

 

来年は大分西・海洋科学共に単独チームで出場することを誓い、1試合だけの彼らの「花園」は幕を閉じた。

(2020.10.30)玉ノ井 達哉